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米や芋など農産物は大地の神に、
魚や貝類は川と海の神様に感謝する。
八百万の神々を迎え入れる日本人は、
自分たちの力を超越したものへ、
畏敬と感謝の念をはらい供え物をしてきた。
やがて、人と人の間にも
そうした風習が伝承されていく。
年下の者が目上の者へ、師弟が恩師へ、
その土地で取れた物産を
節目節目に贈ることが、ならわしとなった。
御歳暮もそうした中から生まれ、
正式には歳暮祝いとして贈り、
いただいた方は歳暮返しをした。
使用人から歳暮をいただいた親方は、
お返しに焼酎を贈ることも多かったという。
どうぞこの焼酎でゆく年をふりかえり、
くる年に新たな夢をたくしてくれとの心づかい。
焼酎を酌み交わすことで深まる絆があり、
贈り贈られることで強くなる縁もある。
人と人を結び合う大地の
芳醇なる贈り物に、感謝。 |